定期的な歯石除去をお勧めいたします!
当院では、歯石予防や歯石除去をお勧めいたしております。
3歳以上の犬・猫の80%が歯周病になっていると言われてます。年齢とともに、歯の表面や歯茎との間に食べかすや唾液中の成分がたまり、細菌が繁殖して、歯垢や歯石がたまり、歯肉炎、歯周炎を起こし、歯槽膿漏になっていきます。また、歯周病は、心臓病や腎臓病につながることもあります。
歯周病は、定期的に歯みがきを行うことで、ある程度は予防することができますが、歯石の蓄積を完全に予防することは難しく、病院での定期的な歯石除去がすすめられます。
<歯石除去の流れ>
①前日の夜9時以降、水とご飯を与えないようにします。
②午前中に来院していただき、麻酔前の健康診断を行います。血液検査を行い、安全に麻酔が行えるかを判断します。
③異常がなければ、お預かりして、歯石除去を行います。
④歯石除去は、注射麻酔とガス麻酔による全身麻酔で、麻酔中はモニターをつけて、点滴をしながら行います。
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⑤まず、大きな歯石を鉗子で除去します。
⑥次に超音波スケーラーで歯石を除去します。
⑦超音波スケーラーで除去できなかった狭い隙間や歯肉内の歯石をハンドスケーラーやキュレットで除去します。
⑧仕上げに研磨剤を使って、歯の表面の磨きます。
⑨また、ぐらつく歯や残っている乳歯は、抜糸処置を行います。
⑩また、抜糸や歯槽膿漏でできた歯周ポケットに歯周炎治療用の抗生剤の軟膏を注入します。
歯石除去 前 歯石除去 後
⑪お迎えの際に、歯や歯肉、歯石の状態、処置の内容、今後のケアの仕方について、ご説明いたします。
⑫通常、当日の5時以降にお返しいたしております。
※次の症状がみられる場合は、当院にご相談下さい。
・口が臭い。
・歯が黄色または茶色い。
・歯茎が赤く腫れている。
・食べるときに痛がる。
可愛いわんちゃんやねこちゃんが、歯周病で辛い思いをしないように、定期的な歯石予防や歯石除去をおすすめします。
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。