歯石とは?
?まだまだ寒い日が続いておりますが、
本日は只今歯石キャンペーン中(2月1日~3月19日)と言う事もありまして、 歯石についてお話していきたいと思います。
・・・・・・・歯石や歯垢とは・・・・
・歯垢とは口の中の細菌と食べかすが混ざり合うことによって生まれる粘ついた白っぽい粥状の物質です。?歯垢がたまると、細菌が増殖します。
・歯石とは歯垢と唾液の中の成分が混じることにより形成され、歯の表面に硬く堆積されるものです。
歯垢は3日たつと歯石に変わります。 歯垢は歯磨きで落とすことができますが、歯石は歯磨きをしても落ちることはありません。
歯石をほっておくと、
・口臭 ・歯肉炎や歯周炎 ・根尖膿瘍 ・内臓疾患などの原因になります。
口臭や歯肉炎や歯周炎は皆様もご存知だとは思いますが、
根尖膿瘍とは?・・・
根尖膿瘍とは、歯の根元周辺に炎症が発症し引き起こり、膿がたまります。症状としては、疼痛、発熱、元気消失、食欲の低下などをです。 第3臼歯に発症しますと、目の下に特有の腫れを引き起こし、その後皮膚の表面を突き破り破裂して出血・膿がでてくる場合があります。発見がしづらい病気ではありますが、お口の中の衛生環境をよくしてあげることにより、発生の頻度を減らすことができます。
歯石で内臓疾患?とは、歯垢がたまると細菌が繁殖し、歯周炎をおこします。 歯周炎が進行すると、歯周病菌が血流にのり、心臓や腎臓に細菌感染をおこし、内臓疾患の原因になります。
特に歯石がつきやすい犬種は、ダックス、T・プードル、ヨークシャテリアなど小型犬で個体差があります。大型犬も個体差があり、つきやすいワンちゃんは歯石除去後1年もせずに歯石がつきます。また食べているフードの種類なども関係してきます。ドライフードよりもウェットフードがつきやすいです。特に歯石がつきやすい歯は犬歯と上顎の前臼です。
みなさまお口の健康を考え、歯がきガムやデンタル系のおもちゃをあげられている方も多いことでしょう。効果がないわけではないのですが、一番は人と同じで歯磨きをするほうが効果的です。
しかしいざ歯磨きを行なおうと思い、突然歯ブラシをわんちゃんやねこちゃんの口に入れようとすると、とても嫌がり場合によっては、歯ブラシを噛もうとすることもあります。
歯石除去は全身麻酔をかけての処置となります。高齢になると麻酔をかけることも出来なくなります。
歯磨きも社会化の一つです。 子犬のときから行なっていくとすんなり成犬になってもできます。 成犬のわんちゃんもあきらめずに徐々に段階を踏んでいくことにより、できるようになります。 詳しい歯磨きの仕方や歯磨きグッツは以前ホームページでご紹介してあります。 ご参考までにご覧になってください。
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。