フィラリア症の血液検査はお済ですか? 予防は始めましたか?
梅雨入りし蒸し暑い日もございますが、
飼主の皆様、愛犬のフィラリア症の予防前の血液検査はお済でしょうか?
この検査は、前年の予防が確実に行われたか否かを確認するための大切な検査です。
フィラリア予防薬の投与前に寄生の有無を検査する必要があります。
飼い主さんがしっかり飲ませたと思っていても、(※いろいろな原因で)感染してしまう場合もあり、予防薬を通年投与していても、4~5月には検査が必要です。
※いろいろな原因 ・飲ませたつもりが吐きだしていた ・投薬予定日を過ぎてから投薬した。・投薬していない時期があった。 ・蚊のシーズンが終わったと思い、投薬をやめてしまった。 ・最後の投薬の後に感染してしまった。 ・体重が増えてお薬の量が足りなかった。 ・体調不良のせいでお薬が吸収されなかった。 ???? など
もし、感染している状態で予防薬を飲ませた場合、ショック症状を起こしたり、最悪の場合は死に至る事もあります。
まだフィラリアの血液検査がお済でない場合は、病院スタッフまでご相談下さい。
◎どんな検査?
血液検査を行います。
血液中のミクロフィラリア検査と、成虫の感染の有無をみる抗原検査を行います。
(感染の疑いがある場合には、超音波検査あるいはX線検査などを組み合わせて行うこともあります。)
ところで、毎月1回飲ませているフィラリア症の予防薬はどのように効いているのか、ご存知でしょうか?
予防薬といいますので、飼い主様の中には、お薬を飲んでから1ヶ月間お薬が効いて予防している、と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
が、そうではなく、お薬を飲ませた日より1か月ほど前から投与日までに蚊に刺されて感染したフィラリアの幼虫を殺すお薬なのです。
予防薬=駆除薬なのです。
投薬期間は地域ごとに異なります。
蚊が見られたら、その次の月まで予防薬(=駆除薬)を飲ませてしっかり予防しましょう!!
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。