愛犬・愛猫のウンチは問題ないですか??
ここ最近、便の異常で来院する子達が多いようです。
・少し便が柔らかい
・軟便
・水溶性の下痢
・血液が混ざった便や下痢
など、様々な状態があります。
いろいろな原因で上のような症状が出てきてしまいますが、
軟便や下痢などをおこすと、食欲が低下したりや水分が失われるので、
脱水症状を起こす心配があります。そのほかにも、食欲不振や元気消失などになることもあります。
≪このような症状の主な原因は・・・≫
①フードやおやつの食べすぎ
ワンちゃん・ネコちゃんも食べすぎると、お腹の調子が悪くなります。
また、人間の食べ物やカロリー数が高いものはあげないようにしましょう。
人の食べ物は、まず与えないことや
欲しがるからといってドックフードをあげすぎてしまわないように?気をつけましょう。
また、食物アレルギーの可能性がある場合は、フードを変更しないといつまでも下痢が続くといこともあります。
②寄生虫
鈎虫やジアルジア、トリコモナスといった寄生虫は、小腸や大腸に寄生し出血性の
下痢などを起こしたりします。
③環境の変化などによるストレス
ワンちゃん、ネコちゃんは環境が変わったりすることで体調を悪くすることがあります。
新しく犬・猫を飼ったり、子どもが生まれたりなどの家族の人数がかわることでも、
体調を崩し下痢などの症状を起こすことがあります。
④腫瘍
消化管のリンパ腫やポリープなどがあると、下痢を起こします。
≪改善点≫
フードやおやつの量の調節、その子に合ったフードに換えてあげたりすることや
食物アレルギーを疑う場合は、まず血液検査で調べるか、
病院処方食に変更して様子を見るのも良いかもしれません。
寄生虫がいるかどうかの確認は、定期的な便検査をオススメします。
一度では、なかなか見つからないことがありますので、繰り返し検査をしていきましょう。
消化管内のポリープについては、内視鏡検査などで発見する事も出来ます。
いろいろな要因が考えられるので、
『様子をみてから・・・・』
と思われるよりは、ぜひ動物病院に相談してください。
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。