お家での健康管理
冷たい風が吹き始めて、もう冬がやって来そうですね。
風邪をひいたり、体調を崩すことがないように、健康管理をしっかりとしていきましょう。
人の健康管理は、うがい・手洗いなど自分でできますが愛犬・愛猫の健康管理は飼い主さんがしてあげなければなりません。
今回は、簡単ではありますがお家で出来る健康チェックの方法をお伝えします。
◆スキンシップによる健康管理◆
愛犬・愛猫をなでたり、抱っこしたりすると思いますが、この時に体のいろんなところを触ってチェックしていきましょう。
1)体に何か出来ていないか?
2)体(特に足や手)が腫れていないか?
3)フケや湿疹は出来ていないか?
4)痛がるところはないか?
5)触ると熱く感じることはないか?
→腫瘍や皮膚病の早期発見につながります。
◆散歩や遊びによる健康管理◆
1)散歩中に疲れて歩けなくなる
2)歩くスピードがいつもよりも遅い
3)支跛しながら歩く
4)おもちゃに反応しない
5)噛むおもちゃに対して抵抗を示す
→散歩をするときに違和感を感じたら、足のケガや関節の病気の可能性があるかもしれません。
また、おもちゃに反応しなくなるのは年齢的なものもあるかもしれませんが、歯が痛くて噛めないという場合も考えられます。
◆食事に関する健康管理◆
1)食欲が落ちてきた。または全然食べない
2)すぐに食べたもの吐きだしてしまう
3)口の周りが赤っくなっていないか?
4)飲水量が急に増えていないか?
→異物を食べてしまって腸閉塞を起こしている場合は食べなくなったり、吐いてしまったりするので、様子を見ずにまずは一度診察を受けてみてください。
口の周りなどが赤くなる場合は、アレルギーかもしれません。食事でなることもあれば、普段使っている食器に反応していることもあるますので、注意が必要です。
子宮蓄膿症という病気になると、飲水量が増えたりします。また、ホルモン異常の病気でも飲水量が増えることがありますので、日頃から愛犬・愛猫がどれくらいの量を飲んでいるのか把握しておきましょう!!
人は自分自身で健康管理や体調を崩しても、自分で薬を飲んだり休養したりできますが、ワンちゃんネコちゃんは自分自身でそういうことができません。飼い主さんが少しの異変に気づいて対処できると健康な毎日が過ごせるのではないでしょうか。
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。