火山灰による健康への被害
先月から続く、新燃岳の噴火。なかなか終息気配もなく、心配な日がつづいております。
ここ宮崎市にも火山灰がふる日があります。
火山灰は、少しの風でも舞い上がります。私達より、地面に近いワンちゃんや猫ちゃんは、歩くたびのその火山灰の影響にさらされます。
ここでは、火山灰の影響についてお話します。
・吸引することで、気管支を刺激し、咳がでたり、呼吸が苦しくなります。
・体につくことにより、痒みなどが起こり、皮膚病を起こす原因にもなります。
・目の中に入ることにより、角膜や結膜を傷つけることにより、涙や目やにが多くなり、結膜炎や角膜炎などを起こす原因になります。
・慢性気管支炎や心臓病、角膜炎・結膜炎、皮膚炎をお持ちのワンちゃんや猫ちゃんは、火山灰の影響で症状がひどくなることが考えられますので、症状が重くなった場合は、早めに診察は受けましょう。
予防対策としては、
・出来るだけ室内での運動や遊びを行いましょう。
・外出する時は、火山灰が皮膚につかないように、洋服を着せましょう。
・火山灰が深く積もっている場所には連れて行かないよう心がけましょう。
・散歩後は、外でブラッシングをして、火山灰を落とし、手を洗ったり、こまめに全身のシャンプーをしましょう。
・慢性の気管支炎や心臓病、角膜炎・結膜炎を起こしているわんちゃんは、外出はなるべく控えましょう。
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わんちゃんや猫ちゃんと避難する際の準備物としては、 ・クレート(ワンちゃん達のお部屋) ・フード ・食器 ・ペットシーツ ・おもちゃ ・バスタオル ・リード ・ごみ袋 ・キッチンペーパー ・お手帳(ワクチンの証明証)、猫用トイレ(砂)などをご準備されるといいと思います。 しかし、わんちゃん、ネコちゃんは環境が違うと、体調をくずしてしまう恐れがあります。その際は、かかりつけの病院やペットホテルにご相談されるとよいかと存じます。
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※ 全院で、夜間診療は行っておりません。