ペットフードの保管方法
ペットフードを購入した後は、家庭での管理が大切です。
ペットの健康を考えて、与え方や量の調節はもちろん、ペットフードの品質を保つために保管にも気をつけて下さい。
〇家庭内でのペットフードの保管方法について
ペットフードは、直射日光を避け、高温・多湿を避けたところで保管しましょう。
開封後の保管と取扱いは、ほとんどのペットフードのパッケージに記されているのでそれを守って上手に与えて下さい。
[保管と取扱のポイント]
≪ドライフード≫
特徴:乾燥した粒状のフードで、長期保管に適している。
重量あたりの栄養価が高い。
●開封後は、袋をしっかり閉じて、直射日光が当たらない温度や湿度の低い場所で保管を。
? (目安として:開封後は1ヶ月以内に使いきること)
※冷蔵庫に保管して出し入れすると、フード表面に結露を生じ、カビ等の発生原因となるので、直射日光が当たらない温度や湿度の低い場所で保管を。
※唾液がついたまま放置すると、有害な微生物が発生する可能性があるので、食べ残しなど時間がたったものは片付けましょう。
※ソフトドライ(半生タイプの粒状フード)も同様の扱いとなります。
≪ウェットフード≫
特徴:缶詰、アルミトレイ、レトルトパウチ等の
加熱殺菌用の容器で、未開封時の賞味期限が長い。
風味が良く、食べやすく、嗜好性が高い。
●原則として、開封後すぐに与えること
一度に食べきれない分量なら、あらかじめ別容器に移しかえて冷蔵庫に保管し、できるだけその日のうちに使いきりましょう。
(1食分ずつに分けて冷凍保存し、その都度、解凍して与える方法もありますが、解凍時に外観や風味が変化する事があるので注意しましょう)
※ドライフードに比べ、器に出した後の酸化、腐敗、有害微生物の繁殖などといった品質の低下が早いので、出しっぱなしを避け、給与時間は20分程度が目安です。
≪セミモイストのスナック≫
特徴:水分を含むしっとりとした質感のペットフードで
飼い主の手から与えやすい形態が多い。
嗜好性が高く、しつけのごほうびなどにも使用。
●開封後は、袋をしっかり閉じて冷蔵庫に保管
使う分だけを冷蔵庫から取り出して与えましょう。
(目安として:2週間程度で使いきること)
空気や水蒸気を通さない特殊フィルムの密封包装は微生物の繁殖を抑えるのに有効です。
※ただし袋の中の脱酸素剤などは、開封後は効力が失われます。
! 賞味期限の表示に注意?・ ・ ・ パッケージの「賞味期限」は、未開封の場合
パッケージに表示されている「賞味期限」とは、未開封の製品が適切な保管・取扱いをされた場合に、栄養価や風味など製品に期待される品質が保持される期限のことです。通常、賞味期限は余裕を持って設定されるため、期限を超えた場合でも、すぐに品質や特性が失われるというわけではありません。一方、期限内であっても直射日光や風雨にさらされるような不適切な場所での保管・取扱いでは、品質の低下が早まる危険性があるので注意が必要です。
! 開封後の期限は、もっと短い
→ 上記の「保管と取扱い方のポイント」を参考に、開封後の品質が保たれる期間内に十分使いきれるサイズの製品を購入しましょう。
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。