綾部動物病院

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定期的に血液検査をうけましょう。

日差しが強くなって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか?



この時期、ワンちゃん達では、狂犬病ワクチン、フィラリアの予防が始まります。



フィラリアとは、白いそうめん状の寄生虫で、蚊によって媒介され、ワンちゃんの心臓に寄生する怖い寄生虫です。予防を始まる前には、フィラリアに感染していないかどうかの血液検査がありますので、検査を受けてから、投薬を行いましょう。



ここでは、フィラリアの検査時に、同じ血液で行える、血検検査をご紹介したいと思います。



血液検査では、様々なことが分かります。



一般血液検査: ●WBC:↑興奮やストレス、感染を受けている時や、炎症を起こしている時に上昇 感染の初期やショックの時に低下



          ●RBC:↑脱水時など上昇 赤血球再生不良、失血や溶血、貧血の時に低下 



          ●HCT:↑脱水時など上昇 赤血球再生不良、失血や溶血



          ●Hb:↑脱水時など上昇  赤血球再生不良 失血や溶血



          ●PLT:↑自己免疫疾患など上昇  膵機能亢進



 生化学検査:●GOT(ALT):肝細胞に多く分布



         ↑:肝細胞の異常(壊死、炎症を起こしている場合)溶血?などで上昇



         ●GPT(AST):肝臓、筋肉に多く分布?



         ↑:肝細胞の壊死や腫大、肝炎、食事やストレスなどで上昇????????



         ●ALP(U/I):?肝臓内の胆道系や骨に多く分布 



         ↑:肝胆管の疾患や骨の疾患、内分泌の疾患や子犬の場合上昇????



         ●BUN:肝臓で産生され、腎臓の数値を示すもの:



         ↑腎不全、尿毒症、尿道閉鎖 食後などに上昇



         ↓慢性肝疾患、飢餓で低下??



         ●CRE:主に筋肉の分解産物、



         ↑腎不全、尿毒症などのときに上昇



         ●TP:肝臓で産生され、血中の蛋白質量を示すもの



???????????????????????? ↑脱水 炎症(軽度)腫瘍などのときに上昇



         ↓出血、やけど、膿瘍、激しい肝疾患や食不振による飢餓や免疫疾患などのときに低下



        ●GLU:血糖値を示すもの



         ↑糖尿病、一時的な高血糖、興奮やストレスで上昇



         ↓インスリン(血糖値をさげるホルモン)過剰、飢餓などで低下



そのほかにも検査項目はありますが、ここでは一般的な項目だけあげてました。



目に見えない体の異常、目に見えないからこそ、気をつけて定期的にチェックしてあげましょう。酵素の数値にも個体差があります。健康な時の数値を知っておくことはとても大切です。数値の異常があったら、精密検査(Echo検査やX-Ray検査、尿検査など)を受けましょう。いち早く病気に気づき、対応する事が出来ます。 



ワンちゃんやねこちゃんの1年は人の4年間と同じ月日です。成犬の場合は1年に1~2回 老犬の場合は1ヶ月又は3ヶ月に1回は、血液検査をおこないましょう。フィラリアの検査のときに同じ血液で検査できますので、お気軽にご相談ください。



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※ 全院で、夜間診療は行っておりません。