デンタルケアができるおもちゃ
台風が近づいていますが、皆様充分気をつけて下さいね!
天候の具合でなかなかお散歩に行けない日が続いていることと存じます。 いつもはお散歩で発散されている元気もなかなか発散できない日が続いていることでしょう。簡単におうちでも楽しく過ごせるおもちゃについてご紹介します。おもちゃのも様々で、遊ぶだけではなく、デンタルケアもかねているおもちゃもあります。ここでは、簡単にデンタルケアもかねたおもちゃを紹介します。
近頃、ワンちゃんやネコちゃんも歯石が目立つようになりました。 人と同じでワンちゃんやネコちゃんにも歯に歯石はつきます。歯石は歯周炎を起こすだけではなく、内臓疾患にもつながります。ワンちゃんやネコちゃんは人と違い、自分で歯磨きすることは出来ません。飼主様が気をつけていただくだけでも違ってきます。
① ②
①の写真のおもちゃは、なしの木でできたおもちゃです。普通の木とは違い尖ることはなく、ぼろぼろと崩れます。椅子や柵をかじる木の好きなワンちゃんにはオススメです。 左の写真はナイロン製の中にジャーキーペーストが入ったおもちゃです。無毒性のナイロンを使ってあり、中にジャーキーペーストが入っているため、わんちゃんによっては、とても夢中になれるおもちゃです。どちらをとても硬く、咬む欲求を満たし、なおかつかむことによって、歯垢をつかないように出来ます。
③ ④
⑤ ⑥
上記の写真は、ボールタイプのおもちゃです。ワンちゃんによって、好むおもちゃの種類も違ってきます。 ③と④のおもちゃは中におやつやフードが入れられるものです。 ころころ転がり、追いかけることやボール投げ好きな子にもオススメです。 ⑤のおもちゃには、突起のようなものがついており、丸い球体のおもちゃに比べると、歯の隙間に入る構造になっています。⑥のおもちゃは、形が球体ではなく、様々な形に転がります。中には、フードも入れられ、ほかのコングとは違い、ストッパーもついているため、なかなか出ません。転がしたり、落としたり、かんだりと頭を使ってあぞぶおもちゃになっております。上記の写真のおもちゃも咬む事によって歯垢の沈着をおさえることが出来るものとなっています。縄など紐系のおもちゃも有効ではありますが、ちぎれた時などは飲み込んでしまう恐れがあるので気をつけてください。
?‘いつまでも、自分の歯で‘とはよく聴く言葉ですが、ワンちゃんやネコちゃんも一緒です。歯石がついているのであれば、10歳までは麻酔を使い、歯石除去が出来ます。しかしその後は、麻酔を使うリスクのほうが高いため、なかなか麻酔をつかった歯石除去はできません。また若くとも麻酔を歯石がついたからと、たびたび麻酔をかけることもできません。いざ歯磨きををいって、すぐにさせてくれるともかぎりません。今の時期から少しずつでも歯磨きの練習や日頃からのデンタルケアをはじめられると違ってきます。
病院からお知らせですが、今からでも歯磨きを始めようと思われている方や歯磨きをしているけど、なかなか難しいと思われている方は10月 1日10:00~12:00に神宮本院のトレーニングルームににて歯周病予防や歯磨きの講習会が行われます。お時間のご都合が合えば、ご参加下さい。ご参加される場合は、予約制となっておりますので、必ず、9月26日(月)までに各病院までご連絡お願いします。定員数が決まっておりますので、その旨はご了承くださいませ。
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。