春... フィラリアの季節到来です。
フィラリアの季節というと嫌な響きですが、2月も終わりに近づいて暖かくなってまいりましたよね。
すると地域によってはもうすぐ蚊 が飛び始めるかもしれません・・・。
毎年きちんと予防されている飼い主さまは今一度復習のため、
子犬ちゃんの飼い主さまは新しい家族の病気予防ために目を通していただけるといいかと思います。
・フィラリアとは蚊の中に寄生する寄生虫の名前です。
・蚊の体内には寄生しているのは子どもの虫(以降、子虫)で、成長するとそうめん状の約20cmほどの細長い成虫になります。
・フィラリアの子虫は蚊の吸血活動により犬から犬へと広まります。
・犬の体内に入った子虫は成長しながら心臓や肺の血管に移動して寄生するのですが、放っておくと死に至ることもある怖い病気(フィラリア症)を引き起こします。
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怖いフィラリアから愛犬を守るためには、、、
◎3月か4月ごろ~12月ごろまで毎月1回、予防薬(*駆虫薬)を飲ませて頂きます。
*犬の体内に入った子虫を心臓に寄生する前に駆除してしまうお薬です。
→とういことは、今月蚊に刺されて入ってしまったフィラリアの子虫を駆除するには来月のお薬が必要になるわけです。
たとえば3月からお薬を飲ませ始め、11月に蚊を見なくなったとすれば、12月の予防薬を飲ませて頂くことがとても肝心となります。
南国の宮崎でも1月、2月は気温が下がって蚊が活動することはほとんどなくなっているので予防薬をお休みすることもありますが、3月、4月ごろにはできるだけ血液検査でフィラリアに感染していないか(昨年しっかり予防できていたか)を確認してからまたお薬を始めるようにしましょう。
数年前までフィラリア症の予防といえば注射や錠剤の投薬によるものが多かったようですが、最近ではお肉タイプのフィラリア予防薬が主流になってきました。
おやつのような感覚でほとんどのワンちゃんが自ら食べてくれるので、飼い主も楽チンですし、愛犬もおいしく・嬉しくフィラリアから身を守ることができますよ。
さぁ、今年もしっかり投薬期間の最後までお薬を飲ませましょう。
※1才未満の子犬ちゃんは血液検査が不要な場合があります。
なお、フィラリアのお薬は体重によって大きさが異なりますので成長期の子犬ちゃんは毎月の体重測定と健康診断を受けましょう。
ご不明な点などございましたら気軽に当院にご相談下さい。
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。