異物 に ご注意下さい!!
?2008年 11月18日 (火曜日)
犬は色いろなものを口にします。この症例は犬がくわえて遊ぶおもちゃを飲みこんだものです。①先ずはじめに吐かせることを試みましたが吐かなかった為②次に内視鏡で異物を取り出しました。(上記2段目左の写真)内視鏡で取り出せるものはとりましたが、取り出せないものもがあった[紐状異物の場合は無理に引っ張り出すことにより、腸を切ってしまうことがある〕ため③開腹手術をすることになりました。胃内には引っ張りっこして遊ぶおもちゃの布の一部とか、噛むと音が鳴るキュキュおもちゃ(3段目右の写真)などが絡み合って幽門部を閉塞また一部小腸にも移動していました。 ここで気をつけなければいけない事は発見が遅れると動物が死に至る事もありますので、飼い主の方は早期に対処されるよう充分に注意をしてください。
犬におもちゃをあてがう時には必ず飼い主さんが監視し、その場所を離れるときは必ずおもちゃを引き上げる必要があります。
注意事項:1・動物のそばに飲み込みそうな物は置かない。2・飲み込んだ時はすぐ吐かせる(吐かせない方がいい場合もあるので注意)3・家で対応できないときは電話をして動物病院へ来院する。
これから寒くなると おでんの美味しい時期 になります。竹串などは充分にご注意ください。
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。