綾部動物病院

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タマネギ中毒にご注意!!

 犬や猫は、タマネギや長ネギ、また、これらの入った料理、ハンバーグ、肉じゃが、野菜炒め、それらの煮汁を食べると溶血性貧血を起こします。



 これは、タマネギや長ネギに含まれる化学物質(アリルプロピルジスフィド)によって赤血球の中のヘモグロビンが酸化され、赤血球の内部にハインツ小体という物質が作られることが原因です。これが作られると、赤血球は血液中で溶けたりするため、溶血性貧血と呼ばれる症状を起こします。犬や猫の体重1kgあたり15~20gのタマネギで中毒を起こすといわれています。



 症状は、貧血を起こし、元気や食欲がなくなり、目や口の粘膜が白くなり、黄疸を示したり、尿が赤褐色を示したりします。



 症状が重い場合は、輸血や輸液が必要です。治療も長引きます。



 家庭で食べてしまった時には、すぐに吐かせればタマネギ中毒を起こすことはありません。先日、カレーライスを食べてしまったワンちゃんが来院されましたが、発見が早くすぐに吐かせたため、大事にはいたりませんでした。愛犬・愛猫がタマネギ中毒を起こさないように、タマネギや長ネギの入った料理は、与えないようにし、誤って食べられないように気をつけましょう。


 

※ 全院で、夜間診療は行っておりません。