綾部動物病院

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~食事について②~

☆今回はフードの選び方です。



きちんと目的にあったものを選んでいますか?



→ラベルやパッケージには対象であるペットの種類や目的はもちろん、原材料、給与方法、原産国、賞味期限など参考となる情報がたくさん記載されています。







時々、ワンちゃんで



『同居しているネコちゃんのフードのおこぼれをよく食べている』



という話を耳にすることがあります。



確かにネコちゃんの食事はかつお風味などもあって私たち人間でもおつまみにしたいくらい、いいにおいのものがあります。



しかし。。。ワンちゃんとネコちゃんは必要な栄養バランスが違いますので、必ず ワンちゃんにはドッグフード、ネコちゃんにはキャットフードを与えましょう。







フードの目的には、大きく分け3つあります。



1.総合栄養食 012.jpg



 ワンちゃんやネコちゃんが必要としている栄養素をすべて含んだフード。



 栄養バランスが理想的に調整されているので新鮮なお水と一緒に与えるだけで健康維持が可能です。







2.間食(「おやつ」または「スナック」) 



 ごほうびやコミュニケーション用に作られたもの。



 欲しがるままに与えるとカロリーオーバーとなり肥満につながります。



3.その他



「副食・おかずタイプ」



  一般食(総合栄養食)と一緒に与えて下さい。など表示あり。



「栄養補助食/栄養補完食/カロリー補給食/サプリメント」



  特定の栄養成分の調節やカロリーの補給などが目的です。



?「療法食(特別療法食・食事療法食)」 



02.jpg 特定の疾病に対して、栄養成分の量や比率を調節してあり、食事療法を目的としています。獣医師の処方によるものです。 



03.jpg041.jpg



◎成長段階により必要な栄養素やカロリーも違いますので、



1才未満は「幼犬(猫)用」「成長期用」「グロース」「パピー」などの表記があるもの。



1才~6才頃まで「成犬(猫)用」「維持期用」「メインテナンス」「アダルト」などの表記があるもの。



6才頃を過ぎたら「高齢犬(猫)用」「シニア」などの表記があるもの。



他には「妊娠期、授乳期」や「全成長段階用」「オールステージ」などの表記があるものがあります。



その個体に合った食事で、健康的な毎日でより長く一緒に暮らせるように心がけましょう。


 

※ 全院で、夜間診療は行っておりません。