~ノミ・マダニについて~
今月はノミ・マダニについてのお知らせをいたします(^_^)/
①特徴
ノミの脚は3対(6本)。体長は1~3mmで縦に平べったい体をしています。
成長したマダニの脚は4対(8本)。未吸血時は2~3mm、吸血後は1cm前後になります。
②生息地
ノミは、カーペット、家具の下、ペットの寝床などにいます。
マダニは草むらに生息し、動物が来るのを草の裏側などでじっと待っています。
③寄生された時の症状・病害
少数の寄生でも皮膚炎やアレルギー(痒みや脱毛など)がみられます。痒みがありますと、ストレスもかかってしまいます。多数寄生されていると貧血をおこします。
また、ノミやマダニは他の病気の原因にもなります。
④媒介性の病害
ノミ・・・人の猫ひっかき病
マダニ・・・犬のバベシア症 犬・人のライム病 人の日本紅斑熱、Q熱、ダニ脳炎など
⑤対処
ノミを潰すと指に病原菌が付着するおそれがあるので、潰してはいけません。
マダニの唾液の成分が寄生している動物のアレルギーや神経症状をおこす可能性があるので、無理に引っ張ってはいけません。
※寄生を見つけたら動物病院への受診をおすすめいたします。
⑥予防
動物病院で販売されている駆除剤を使用し、合わせて環境の清浄化(お掃除)も行いましょう。
駆除剤はスポットタイプの滴下型や飲み薬もありますので、その子に合ったものを選んであげましょう。
月1回の駆除剤を1年中滴下または内服してあげてください。
お外に行く機会がない子でも駆除剤の使用をおすすめしております。それは、人が外から家の中に持ち帰りワンちゃん・ネコちゃんに寄生してしまうことがあります。
大事な家族を守るためにも、しっかりと予防してあげてください<(_ _)>
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。