朝夕、涼しくなってきましたがフィラリア予防、気を抜いてはダメですよ~(^ー^;)ノ
3月の終わりにフィラリア予防について更新していましたが、どうでしょうか?
毎月きちんと飲ませていますか??
確認ですが…予防時期は蚊が出た月~蚊がいなくなった翌月までです。
=宮崎では4月~12月までは確実に飲ませていただくことをお勧めします。
【復習】フィラリアとは白いそうめん状の寄生虫で蚊によって媒介されます。
感染したワンちゃんの血液の中にはミクロフィラリアというフィラリアの子虫がいます。蚊は血液を吸うときに子虫も一緒に吸い上げて、健康なワンちゃんへと運んでしまうのです。
ワンちゃんの血液の中に入ったフィラリアは脱皮を繰り返しながら成長し、心臓へ向かっていきます。
最後には心臓(右心室から肺動脈)に寄生をし、体長が約20cmほどにもなります。
フィラリアの寄生によりもたらされる症状には、
・元気や食欲がなくなる
・咳が出る
・心臓に負担がかかり(急に呼吸が荒くなる)、循環が悪くなる
・お腹や胸に液がたまる
・血尿が出る など
小型犬ブームの昨今、小さな愛犬の心臓にこのフィラリアが1匹でも入ると非常に危険です。
治療として外科手術や注射での駆除のほか、フィラリアの寿命である5年~6年を待つ、とういう方法がありますが、いずれもワンちゃんの身体に大変な負担をかけてしまいます。(運動制限を含む)
フィラリアに感染している状態での薬の投与は危険です。
感染している状態で薬を飲ませると、最悪の場合、亡くなってしまうケースがあります。
今年すでにお薬の投与忘れがある場合、気づいた時点で予防薬を与えて以後は毎月必ず忘れないように投与しましょう。
これは体内に入ってきた子虫が大人になるまでに駆除してしまうためです。
そして次の予防シーズンでは予防を始める前に必ずフィラリアの検査を行ってから始めましょう。
フィラリア症は予防できる病気です。
きちんと駆除薬を飲ませていただくことで感染を防ぐことができます。
いま一度投与時期や予定日を確認して最後までしっかりと予防していきましょう。
ご不明な点がございましたらお気軽にご相談下さい
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。