綾部動物病院

宮崎市の動物病院です。子犬の飼い方指導・犬の保育園・犬のお泊り強化保育・犬のしつけ教室・トリミング・ペットホテルも行っております。お気軽にお越しください。

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これからの課題!! 今から備えよう!!

宮崎初の防災訓練!
 南海トラフ震度7の想定3000人が参加した津波防災訓練       

宮崎市の防災訓練はサテライト会場の同市・大宮小で開かれ、住民主体の避難所運営や炊き出し訓練、防災学習などがあった。地元消防団や日本赤十字社県支部など18団体を含む約450人が参加し、地域防災の意識を高め南海トラフ巨大地震を想定した大規模な津波防災総合訓練がな
 南海トラフ巨大地震を想定した大規模な津波防災総合訓練が
 11月3日(金)、宮崎市の宮崎港をメイン会場に開かれました。
 国、県、同市の主催で、九州過去最大の145機関が参加しました。
 住民も合わせて3000人が救助や復旧活動、高台避難などを通じ、
 連携を確認しながら災害訓練が行われました。
 
 避難所となった宮崎市立大宮小学校は綾部動物病院から徒歩3分です。
 大宮小学校では、避難所運営、炊き出し、防災学習などがありました。
 地元の消防団や自治会の皆さんなど多くの方の協力で450名が参加し
 住民主導で災害訓練が行われました。

 そこで、
 当院のしつけ教室の生徒さんが
 レッスン中に災害に遭遇したと想定し訓練に参加しました。

~犬と一緒に同行、同伴避難しましょう~

 日にち    平成29年11月3日(金曜日)
 時  間   9:00~12:00
 集合場所   綾部動物病院 神宮本院
 訓練場所   宮崎市立 大宮小学校

 私たちは、受付を済ませると運動場に案内される予定でした。
 犬との同行避難(人とペットが一緒に避難所まで行く)では
 教室に犬は入れないと言われ、外での避難でしたが・・・
 
 大宮小学校側と小岩屋本部長のご配慮を頂き同伴避難が
 (教室の中に入り、人とペットが一緒に離れることなく過ごせる)
 できました!!

※ 事前の自治会確認懇談会時は、ペットは今回の防災訓練の中には
  予定されていませんでした。そこで、宮城県石巻市女川町の
  津波震災時の仮説住宅事情や仙台、福島にお見舞いに伺ったときの
  状況について説明したり、
  また、昨年4月におこった熊本震災時の話しをさせて頂きました。
  これだけ多くの震災を経験しているにも関わらず地方自治体の連携や
  情報交換を、今一度確認して頂きたいとお願い致しました。

  すると、
  訓練当日の(11月3日)犬連れの状況を観察された大宮小学校側と
  訓練で避難所運営の責任者を務めた神宮北自治会の小岩屋会長が
  教室に入ることを許可してくださいました。

   同伴避難です・・これは素晴らしい事です!!

      そして、画期的な第一歩です!!

  宮城県石巻市の避難所責任者の方が言った言葉ですが、

  
 ”人も動物も命はおなじ、命はひとつ”
   同伴避難で多くの人と動物が救われたそうです。


ペットとの「同伴避難」が困難な理由として環境省でも挙げていますが、全ての人が動物を好きではないという事。嫌いな方は、動物と避難所で暮らすのは耐えられないといいます。またアレルギーの方もいます。そのため、ペットとの「同伴避難」が難しいのです。しかし、ペットとの「同伴避難」が難しいのは、犬で例えると飼い主さんの”犬のしつけ不足”があります、吠えや咬みつき、落ち着きがない、など多くの問題を抱えています。また、人獣共通感染症や混合ワクチン未接種のために犬の感染症が起こったり、避妊・去勢をしていないために繁殖してしまったり、マーキングが激しいなど、様々な問題がペットとの同伴避難を難しくします。

私たち飼い主が、飼育・飼養マナーを改善する事で、
今後災害が起きた時の地方自治体の対応が変わってきます。


マナー不足の為に、避難所から追い出されたり、迷惑をかけるからと自ら避難所を立ち去ったり、車中泊をしたり、エコノミークラス症候群や熱中症、凍傷など人もペットも危険な状態に陥ります。
同じ事を繰り返さないためにも現場を知ることが重要だと思います。
 
今回参加してくださった、
九州保健福祉大学 社会福祉学部 
准教授 加藤先生はこう話されていました。

熊本震災では、
半壊した家に戻って行った飼い主さんとペットもおられた、と

「愛する家族であるペットと一緒に居たい」という気持ちは
皆さんと同じです。


熊本震災のお話を加藤先生よりお聞きしました。

人も犬もリラックスしています

大きな犬も落ち着いています・・
多くの方が大人しい犬たちに驚いていました。

宮崎市の戸敷市長とお話ができました!!
宮崎市での
避難場所に於けるペット同伴避難の許可と
避難所での同伴避難対応の一本化。(ペット難民ゼロ)
ペット嫌いな方や病気のある方との部屋分け。
子猫・成猫、
子犬・小型犬・中型犬・大型犬の教室などの区分けなど、
検討とお願いを伝えました。

宮崎市の今回の対応に感謝するとともに、
飼い主としての責任の重さを考えなければなりません。


犬連れで防災学習も学べました。薬について!!

飼い主である子どもも犬を大切に抱いてお話を聞いています。
感動しました!!(子どもには難しい看護のお話でしたが)

知らない横の男性はずーっとゴールデンを撫でていました。
犬も人も癒されます。

子犬のマルくんも静かにお利口でした。

炊き出しのごはんと豚汁をいただきました。
美味しかったです。
今回は動物関係の業者さんも体験してくださいました。

犬と一緒に各ブースで学習出来た事に感謝です。

皆、病院まで無事の歩いて帰れました。
今回の同伴避難訓練ができたのは神宮東自治会長の坂本さんをはじめ、
 大宮小学校の先生方、本部長さん、地域のみなさんの温かい優しい気持ちでした。
 皆様に心より感謝申し上げます。
 また、防災時に配布する市民向け資料を送って下さった宮崎市保健所、
 日本動物病院協会、社会動物環境整備協会の皆様も重ねてお礼を申し上げます。




 

※ 全院で、夜間診療は行っておりません。