動物介在教育 第1回 わんわん学習 ~国富小学校~
各自の手洗い場で、手洗い、うがい、消毒を済ませた児童達が
ぞくぞくと教室に入り、クレートを覗いたりと
何だか落ち着かない様子で、
「今日は何頭来るの?」
「お散歩したいなぁ~!」
などとそれはそれは嬉しそうに待っていました。
代表の子の後に続いてあいさつをし、
約束事を確認しました。
=約束事=
・手洗い、うがい、消毒をする
・大きな声や音を出さない
・クレートをたたかない
・話をしっかり聞く
今回のめあては、
「自己紹介をしよう!」です。
学年、クラス、好きな食べ物、遊びなどを発表してくれました。
次に、犬に関するクイズを出題しました。
最後に、犬の触り方をしました。
『走らないで!!』
初めて犬に会う子供には特に気を付けて下さい。
正面を遮らないよう斜め前からゆっくりと近付き、
手前で止まり、笑顔で飼い主さんに挨拶をしましょう!
『犬にも挨拶が大切!』
私達も初めて会う人には挨拶を交わすことで、
そこから安心感や親しみが生まれますと思います。
犬と仲良くするときも同じです。
犬は大きな音や急な動きに敏感な動物です。
人の言葉の意味は理解出来なくても
話す手の表情や動作、声のトーン、
それと、飼い主さんの雰囲気で瞬時に
その場の状況を判断します。
『犬と仲良くなろう』
「触ってもいいですか?」
「少し待ってね♪」 ワンちゃんにも聞いてみます。
「どうぞ、いいですよ!」と言われたら、
優しいグーを作って、そっと鼻先に出して下さい。
もしかすると、犬は喜んで子供の手を舐めるかもしれません!?
初めての子供が「キャー!!犬が舐めた!」などと
大声をあげたりすると、その声に興奮して、
犬がもっと近寄って来ます。
『犬のボディーランゲージを分かってあげよう!』
人もそうであるように犬もその日によって、
気分が変わることがあります。
いつもなら子供が大好きな犬でも
体に痛いところがあったり、少し前に怖い経験をすると、
それだけでも機嫌を損ねてしまいます。
ここで、犬の表情や姿勢の簡単な説明をします。
子供が近寄って、声をかけた時、
犬が体を低く硬くして、しっぽを足の間に丸め込んだり、
耳を頭部までピタリとくっ付けたり、
口の周りを固くしている時は、
「側に来ないで!」と言っています。
このような時は、決して触ってはいけません。
それから目をじっと見てもいけません。
その場からゆっくち立ち去るようにして下さい。
『ありがとう♪』
暖かい気持ちになります。
『犬の気持ちを分かってあげよう!』
☆ポイント☆
①突然走らない!!
②大声を出さない!!
③突然触らない!!
④犬をじっと見つめない!!
犬は本来逃げるものを追いかけて、捕食する動物です。
また、驚くと興奮する動物です。
犬にとって、見ず知らずの人にじっと見つめられることは、
威嚇されているように感じますし、
突然上や後ろから急に触られると、嫌がって、
吠えたり噛んでしまうこともあります。
必ず声をかけて、挨拶してから仲良くなりましょう!
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。