宮崎西小学校 動物介在教育活動の様子
2月 3日(木曜日) 15時20分~16時20分
今日の授業内容は『動物を飼うにあたっての責任』について
今回参加してくれたボランティア犬達の年齢は様々・・・。
クラブ活動のお友達に抱っこされているヨーキーのサクラちゃんは
1歳、人で言えば17歳くらいです。
その他のボランティア犬の中には14歳・15歳の高齢犬もいました。
人間で言えば70代・・・。みんなのお婆ちゃん・お爺ちゃんよりも
年齢が高いかな??
犬も人間と同じ様に歳を取ります。また、小型犬にくらべ大型犬は
老化のスピードが速いです。
歳をとり高齢になるにつれ若いときには見られなかった体の
変化が見られてきます。
①目・・・白内障などの影響で見にくくなったりします
②歯が抜けたり・歯槽膿漏・・・歯石は歯だけの問題ではなく
心臓・腎臓などの臓器にも悪い影響をもたらし病気を引き
お越してしまいます。この様にならない為にも日ごろの歯みがきが
大切になります。
③耳が遠くなる・・・名前を呼んでもなかなか聞こえにくくなります。
高齢の人でも見られますよね。
④毛づやがなくなる・・・若い時みたいにいつまでも変わらないわけでは
ありません。
⑤抵抗力が低くなり病気にかかりやすくなる・・・高齢になるにしたがって
定期的な健康診断・血液検査・レントゲン・エコー検査を行い、病気の
早期発見ができる様にしましょう。早期発見が早期治療につながります。
動物を最後まで責任を持って飼うことは簡単な事ではありません。
★動物を飼う前に確認しようね!
・家族みんなは動物を迎える事に同意しているかな?
・自分の生活の仕方では犬を迎えれる状態かな??
・ワクチン代・ご飯代・診察代・トリミング代など費用面は??
・犬はみんながいないとご飯も食べる事もトイレの処理をする事も
お散歩に行く事もできません。様々なお世話をする時間に余裕は
あるかな??
★何で動物がほしいの??
・みんなが飼ってるから??
・寂しいから??
・遊び相手にしたいから??
・好きだから??
・可愛いから??
・・・・・・
★何で動物を飼ったの??
・好きだから??
・可愛いから??
・自分のステータス??
・・・・・・
どんな動物であれ家に迎え入れる事は簡単です。
いつまでも優しく・大切に接してあげる事ができるかな??
動物の飼い主である人の中には手放してしまう人もいます。
・引越しをしたから
・可愛くなくなったから
・子犬が産まれたから
・咬みつくから、吠えるから(問題行動)
など手放してしまう理由は様々です。
飼い主に手放され施設に預けられた動物達の運命は??
迷子になってしまった動物も来ている事があります。
その様な動物達は飼い主の元へ帰る事ができる動物・・・
また、譲渡会などで新しい飼い主が見つかる動物・・・
この様な幸運な動物達は数少なく、多くは処分され
毎年数多くの動物達が命を落としてしまうのです。
動物達は飼い主を選ぶ事ができません。しかし、人は動物を
選ぶ事ができるのです。自分達人間の身勝手な理由で手放す
様な人は動物を飼う資格はあるのでしょうか??
動物を飼う前に良く考えてみてください。
スライドでのお話が終わった後は図工室へと場所を移し
参加してくれたボランティア犬とふれあいました。
コーギーのチョコちゃんは乳母車に乗っています。
なんでなのかな??実は病気で後ろ足が不自由になってしまったんだ。
しかし、飼い主さん・チョコちゃんの懸命な努力とリハビリを続けています。
そんなチョコちゃんは車椅子を使っています。
車椅子があるとチョコちゃんも歩き易そうだね!
クラブのみんなも犬の車椅子にビックリ!!
家の中にいるよりママと出歩くのが大好きなチョコちゃん
ごろ~んと横になりリラックスモード!
ゴールデンのルナちゃんは早期発見により手術を
受けました。10歳のルナちゃんですが活動は大好きです。
とてもにこやかな笑顔で嬉しそう♪♪
手術後も元気!!
プードルのハナちゃんはみんなの『ワンツー』の号令で
ウンチをする事ができました!
さぁ!誰かウンチの処理の仕方覚えてる??
近くにいた男の子が上手に処理をする事ができました!
ベリーグット!!
高齢犬のチャッピーは久しぶりの活動参加です。
14歳の高齢犬で、白内障もずい分進んでいます。お友達抱っこされて
嬉しそうなチャッピーちゃん^^
1歳のとても元気なサクラちゃんは!!
これからの活動も楽しみですね!
楽しかった活動も終わりの時間。
リードを外してクレートの中へ入ります。
たくさんの犬達が駆けつけてくれたのでみんながお手伝い
してくれました!
ちょっと狭いけど2頭一緒でも喧嘩しないよ!!
『また来てね!』で子ども達とお別れしました^^
来年度もまた来るよ!!(いつまでも・・・・)
※ 今回の活動は年老いて行く犬達への見聞、接し方など
犬を飼うに当たっての様々な点から・・・提案してみました。
※ 全院で、夜間診療は行っておりません。